シカゴの概要

シカゴは、高層ビルが立ち並ぶ大都市で、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ、第三の都市といわれています。アメリカ合衆国のイリノイ州にあり、日本との時差は約15時間です。

グルメの街

シカゴは、レストランが多く、グルメのまちとしても知られています。人々は、ゆっくりとたくさんの料理を楽しみます。シカゴの料理の特徴は、肉料理をはじめ、ボリュームいっぱいであることです。

たとえば、シカゴのステーキは、日本のステーキの厚さの比でありません。赤身が多い厚切りのお肉に、塩やコショウで味付けをして豪快にいただきます。

シカゴの肉料理といえば、スペアリブの味もまた格別です。スペアリブは、豚肉のなかで最も美味しい部位のひとつとされる肋骨の周囲のお肉。シカゴ流に、ケチャップをベースにしたソースでいただくスペアリブは味わい深くジューシーです。

シカゴでは、ピザのおいしさにも定評があります。シカゴのピザは、薄くパリパリした食感の生地に、トマトソースやチーズがのった分厚いピザです。トッピングとして、ソーセージ、マッシュルーム、ホウレンソウなどの具も盛られ、ボリューム満点です。

シカゴでは、他にも、ポップコーン、ハンバーガー、ホットドッグなども伝統的な味覚で、アメリカのなかでも、最もアメリカらしいグルメを堪能できるまちといってもいいでしょう。

スポーツ・美術

シカゴの人々は、おいしいものを食べながら、スポーツ観戦をするのも好きです。

スポーツといえば、なかでも、ベースボールへの人々の関心は、非常に高いものがあります。それは、シカゴには、リグレーフィールを本拠地とするシカゴカブスと、ＵＳセルラーフィールドを本拠地にするシカゴホワイトソックスというメジャーリーグのチームがあるからに他なりません。

春から秋にかけ、球場ではほぼ連日、試合があり、メジャーリーグのスーパースターたちが繰り広げるプレーの数々に、まちは熱狂的なムードに包まれます。シカゴには、他にもアイスホッケー、バスケットボール、アメリカンフットボール、サッカーといったスポーツも盛んに行われています。

シカゴには、美術館も多く、芸術好きの方にとっても格好のまちでもあります。なかでもシカゴ美術館は、ボストン美術館、メトロポリタン美術館と並ぶアメリカ三大美術館の一角を成す美術館です。モネ、ルノワールなど印象派の作品をはじめ、30万点以上の作品が所蔵。館内には、約2000点の作品が飾られています。巨匠たちのうつくしい作品の数々と、その作品の多さで、思う存分、アートの世界を楽しむことができることでしょう。

季節豊かな都市

シカゴでは、春になると、ミシガン湖の湖畔をはじめ、うつくしい桜の木々で彩られます。短い春が終われば、蒸し暑い夏が到来します。シカゴの夏は夜は21時くらいまで明るいため、遅い時間まで、人々は、スポーツや音楽イベントを楽しみ盛り上がります。

秋になると、シカゴの山々は、樹木が赤や黄色に染まり、カラッと晴れた日がつづきます。秋が終わると、厳しい寒さの冬が到来します。シカゴの緯度は、日本の北海道と同じくらいに位置するため、冬は底冷えします。

クリスマスシーズンには、うつくしいイルミネーションでまちは彩られ、人々はホームパーティーなどを楽しみます。

国際会議やコンベンションが数多く開かれ、高層ビルの林が広がるシカゴのまちですが、市街地から郊外に出ると、のどかな穀倉地帯も広がっています。
畑では、小麦、トウモロコシ、大豆などが主に栽培されていて、大自然の雄大さを感じさせてくれます。